ふろくと漫画についてゆるく語るブログ

主に80年代~90年代の少女漫画雑誌の付録を紹介するブログです。

りぼん 5月の祝日ふろく

りぼんやなかよしのメインふろくは月によって定番のものが多くあります。1月はカレンダー、3月は思い出セット、7月はビニールバッグ、8月はトランプ、などなど。5月はそうでもなくて、メイン以外のふろくに母の日にちなんだものや、たまーにこどもの日にちなんだものが付く程度です。そんなちまちましたふろくを紹介します。

1990年5月号「さくらももこのまるちゃん母の日セット」

定番ふろく、母の日セットです。「お手伝いチケット」を「ポップアップカード」に入れてプレゼントします。

初期のまるちゃんは素朴でかわいいなァ(文鳥を眺めるまるちゃん調)。この号掲載ではないですが、 まるちゃんの「お母さんの日の巻」は名作です。自分がお母さんのために心を込めて選んだプレゼントを、お母さん喜んでくれるかなあ、とわくわくしながら渡したら、それはお母さんが既に持っていたもので…ショックを受けて「こんなもの!」とプレゼントを床に叩きつけるるまるちゃんの気持ちがひしひしと伝わります。思い出しただけで胸が締め付けられるシーンです。

1991年5月号「水沢めぐみの姫ちゃんおりがみメモ」

姫ちゃんが兜をかぶってるので、かろうじてこどもの日ふろくと言えるのでは…?(笑) ということで紹介します。かわいくて紹介したいから!

4センチ四方くらいのミニメモ帳です。折り紙の折り方が載っているので、秘密のメッセージを書いてから折って友達に渡せます。姫ちゃんとポコ太のくるくる変わる表情がかっわいい! 緑なのもふろくとしては珍しくて好きです。

こういう小さなふろくも手を抜かずかわいいのがりぼんの凄いところです。

1992年5月号「吉住渉の光希ちゃん母の日セット」

この号から新連載の『ママレード・ボーイ』が登場です。吉住先生はふろくに女の子の絵を依頼されたからママレの主人公を女の子にした、と仰ってましたが、このふろくかな? 母の日セットに男の子でもいいと思いますけど…でも実際に母に渡す読者の女の子にしてみたら、イラストが男の子だったら変な感じかもしれません。

ほっかむりで楽しそうにお手伝いをする光希がかわいい。

ちゃっかりおねだりカード付き。

お家の形のカードに「おてつだいチケット」をセットします。

1992年5月号「椎名あゆみの楓ちゃんこいのぼり占い」

りぼんのふろくとしては珍しく、はっきりこどもの日モチーフのふろくです。(他には『ねこねこ幻想曲』のこいのぼりふろくもあるのですが、残念ながら持っていません。)赤・青・黄色のカードを中にセットして、色の組み合わせで占います。この仕組みの占いは『耳をすませば』のものもあるので、また別の機会に紹介したいです。

占いの結果はこんな感じ。

1993年5月号「池野恋の愛良ちゃん母の日ありがとうセット」

満を持して母の日ふろくに我らが蘭世が登場です! 愛良編のふろくはたまに蘭世編やなるみ編のキャラが登場するのが嬉しいです。

カーネーションカード」は組み立てるとカーネーションの形に、「往復カード」はお母さんへのアンケート付き。「お父さんとの出会いを教えて!」という質問が微笑ましくもこそばゆい。蘭世の好きな花はカラーです(私は江藤蘭世ガチ勢なので…)。

お手伝いカードのはちまきポテトがかわいい~。照れながらもちゃんとお手伝いする卓がいいですね。

カードは同号のふろく「ポテトの郵便ポケット」に入れてね、と書いてあるのでこちらもご紹介。裏がシールになっていて、ノートなどに貼って収納ポケットとして使えるふろくです。これは子供の頃すごく気に入っていて、手帳に張ってシールなどを入れてました。

1994年5月号「池野恋の母の日女王さまセット」

翌年の母の日ふろくも愛良ちゃんが担当。

定番のおてつだいチケットとカードのセットです。

女王蘭世が煌びやか~! アロンの代わりに真壁君が魔界の王様になっていたら、蘭世は女王様になってこんな格好をしてたのかも知れないのか、と考えると感慨深いふろくです。

ポテトの兄弟のポンチとポルカが登場、二匹ともラブリー!

王子コスチュームでほうきがけするレオンやお使いする卓がおかしい(笑)。みんないい子です。

組み立てるとこんな感じの立体的なカードになります。『ときめき』のふろくはメインの大きいふろくでない物でも、キャラ達がみんなかわいくて見てて楽しくなっちゃいます。